部屋探しより就職が先

結局、部屋探しは終わらず、おまけに就職出来ず、彼女にフラれ、大学すら卒業不可能と、最悪。「親父。俺、これでもさ。精一杯頑張ったんだぜ?ちょっと慰めの言葉位・・・」

甘いわっ!「ひ・・・」毎日朝昼晩、自室へ籠り、なに馬鹿やっとった!「そりゃ、パソコンさ」誤魔化すな!

「畜生。部屋探しさ!」嘘吐け!ゲームに延々熱中してた事位、お前以外の家族、全員承知だ!「マジ?糞。何故それを黙り、叱らず、放置を?」

自分で気づく日を、待ち望んだ事さ。でも、結果が今。正直、儂は反省。あん時、貴様をがつんと叱れば、今日、未だに部屋探しを続け、落ちぶれた姿を見ず済んだろう。

糞!「最低」貴様!「冗談さ、全部分かるよ。けど、親父の責任じゃねー。わりぃ事をやったの全部俺。全て自分一人の罪」そう・・・。

「心を入れ替え、懸命に部屋探しをする。一刻も早く此処・・・る。な?勘弁せい」嗚呼・・・いつの間にか、成長。

「おう。だからお金頂戴!」貴様!「軍資金、必要さ!現状、職もありません!」